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冬に咲く桜もあります。愛知県の小原村では、11月〜12月たくさんの四季桜が花咲きます。紅葉と銀杏に加え、桜花の薄紅色が山肌でその彩りを競い、青空の下ひとつの世界として混ざり合っています。四季桜はエドヒガンバナとマメザクラの交雑種で、春と冬に2度花を付けます。
これら桜の樹皮は“解毒・排膿”の効能を持つ生薬となり、江戸時代には「蕁麻疹・腫れ物・魚介類による中毒」の民間治療に多様されていました。中国で使われる例は少ないのですが、日本では十味敗毒湯に配合されています。十味敗毒湯は江戸時代の名医・華岡清洲により創られた皮膚病薬で、化膿気味の湿疹治療に用いられます。この処方は荊防排毒散の加減方、柴胡・荊芥・独活・防風・桔梗などの組合せが共通です。
桜の木の下で、子らは舞い散る花びらを捉えようと夢中になっていました。楚々とした桜花の美しさ、そして儚く散り行く姿は、日本人の心を共鳴させるものです。
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